ある企業では成功したとしても、他の企業で成功するとは限らない

IPOベンチャーに向いている人材とはどういう人物像なのか。これは一言ではなかなか言い表すことができません。

なぜならば、IPOベンチャーは多種多様であり、どの企業にも当てはまる人材というのはなかなかいないからです。

ある企業では成功したとしても、他の企業で成功するとは限りません。

自分がIPOベンチャーに適しているかどうかを考え込むよりも、多くの企業にアプローチしてみて自分の感覚と合う場所を見つけていくというように、考えるよりも足で稼いで探索することをお勧めします。

IPOベンチャーに向いていない人材

一方で、IPOベンチャーに向いていない人材とはどうのようなタイプなのでしょうか。

ここでは以下の3点についてご説明したいと思います。

  1. 現状に不満がない
  2. 周囲との比較を大事にしている
  3. 短期的な収入や地位を求めている

1.現状に不満がない

第一に、現状の仕事や生活に満足をしていて、特に不満も感じていない場合、今のタイミングではIPOベンチャーへの転職にはあまり向いていないと考えられます。

現在のお勤め先の仕事内容、収入、福利厚生、上司や同僚との人間関係などは、いったん転職してしまえば、もう二度と取り戻すことができないかも知れません。

また、お住まいの地域社会でのお付き合いや家族、恋人との関係もひょっとしたら変わってしまうかも知れません。

失ってみないとわからないものは予想外に多いものです。

あなたがIPOベンチャーへの転職を魅力的に思える理由は、単に隣の芝生が青く見えるだけかも知れません。

IPOベンチャーでは、入社直後でも即戦力=即行動力が求められます。

その時には、あなたは現状の不満をエネルギー源として、スタートダッシュをかける必要があります。

大企業の新卒研修のように、仕事をゆっくり教えてもらい徐々に覚えていくのではなく、新天地であなたの感情と行動をすぐに大爆発させる必要があるのです。

2.あなたの周りの仲間との比較を気にしている

第二に、他人との相対比較を特に気にしてしまう人の場合は、IPOベンチャーで働くはあまり向いていないかも知れません。

特に高学歴が人は、逆にここがIPOベンチャーへの転職する際にネックになります。

自分の周囲の友人が有名企業で大きな仕事を任されていくのを見ながら、まだ一般世間的には名も知られていないベンチャー企業で、いつ陽の目を見るかわからない商品サービスを、信念を持って自分がけん引していかなければなりません。

また、IPOベンチャーへの転職しようとするあなたを、あなたのことを真剣に思いやるからこそ、親切心から反対する家族や友人もいらっしゃることでしょう。

自分の周りの仲間との相対的な比較に加えて、このような真摯な批評の中でも、あなたは自分を見失わないように必要があります。

3.短期的な収入や地位を求めている

第三に、短期的な地位や収入を求める場合は、あなたは間違いなくIPOベンチャーに向いていません。

企業側の組織規模や採用方針にも関係しますが、採用のお誘い文句として権限のある部長や取締役の提示があっても、オーナーシップが強いIPOベンチャーにとってそのような肩書はあまり意味を持ちません。

意味を持たないからこそ、役職を提示できるという背景もあるでしょう。

そして、通常は転職な重要な決定要因である収入に関しても、あなたがそれを重要視している限り、その企業への転職はおすすめしません。

もちろんあえて自分の評価を過小にする必要はありませんが、IPOベンチャーへの転職で自分を市場価値よりも過大評価することはお勧めしません。

気をつけなければならないのは、採用に必死になっている企業側が、あなたを市場より過大に評価している場合が圧倒的に多いのです。

あなたと価値と収入は長期的には一致していくはずですが、その企業からの規格外の高い収入の提示は、バランスが一致していないので長くは継続しません。

また、IPOベンチャーではストックオプションが付与される場合もありますが、ストックオプションの現金化は早くて数年後、長い場合は5年以上かかると考えた方が良いでしょう。

IPOベンチャーに向いているか、いないかを自分で主観的に判断してしまう前に、専門の人材エージェントに相談することをお勧めします。

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